ブログ発祥の地、米国では、“ブログ(blog)”はすでに一般用語。
有名ジャーナリストはもちろん、多くの著名人や政治家、そしてごく普通の人々もブログを立ち上げるようになった。大手メディアはブログからの情報を引用してニュースに紹介したりするほどである。
普及のきっかけは、やはり手軽なブログツールの存在であろう。
1999年8月に米国でスタートした「blogger」は ASP サービスで、サーバーにソフトウェアをインストールする必要もなく、誰もが専門的な知識を必要とせずにブログをはじめられるサービスだった。その手軽さが受けて、毎月数万件ペースでブログサイトが増え続けていった。
もっともブログが価値を帯びたのは2001年9月の全米同時多発テロのときだった。
多くのブログユーザーが事件に対する意見や感想をブログサイトに投稿し、なおかつ現地の有効な情報を共有するためのネットワーク作りに活用されたのである。
その後、イラク戦争では、最前線から戦闘に向かう兵士がブログで心境を公開したり、激しい戦火に見舞われたバグダッド市内に住むラエド氏が「ラエドはどこに?(Where is Raed ?)」というブログを運営し、世界的な注目を浴びた。
この戦争でブログは、さまざまな報道機関や大手メディアも注目するニュース情報源となった。
このとき、なぜブログが使われたのか?
そこには、誰もが記事を公開できる手軽さと、ブログのコミュニケーション機能やブログ向けに提供される関連サービスが、人々の共感をインターネットを介して結んでいったという事実がある。
この盛り上がりは2002年後半、海を渡って日本にも及びはじめた。
当時、日本語で動くブログツールは少なく、米 Six Apart 社のサーバーインストール型ブログツール「MovableType」を、技術に長けたユーザーが日本語化を施しながら使いはじめ、数を増やしていった。
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