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――“中小企業診断士”とはどのようなお仕事なのでしょうか。
春日:中小企業の具体的な行動を支援する経営コンサルタントです。私の得意分野は IT の導入・活用で、最近はマーケティング力を強化するための Web 活用、個人情報保護に代表されるセキュリティ対策の支援などが増えています。
――春日さんがココログを使うようになったきっかけはなんでしょうか。
春日:波多野精紀さんの『IT マーケティングの新事実』(リックテレコム発行)で、ブログのビジネス・マーケティング活用について言及されていたことに影響を受け、2000年から開設していた個人事務所のサイトをココログでも開始しました。実際に使ってみると、トラックバック、コメントなど目に見える反響があって、それが継続できる大きな理由ですね。
――ココログを開始されて、お仕事にはどのような成果がありましたか?
春日:「ココログを見て……」という新規の問合せは現時点では数件にとどまっています。そのうち何件かは単発のセミナー等の実現につながりましたが、正直に言うともっと具体的な成果が欲しい状況です。でも、惜しい案件はひとつありました。ココログを見た某シンクタンクから、海外で現地の中小企業経営者に「日本の電子商取引の活用」についてのセミナーを開催する公募があるので講師をやらないか、というものです。実際に企画書を作成してプレゼンに臨んだのですが、残念ながら負けてしまいました。とはいえ、人脈の拡大、ノウハウの蓄積にはなりました。
お客様のマーケティング活動のなかにブログを活用していく提案は数社で進めています。今年の後半に向けては仕事の受注が増えてきているので、ココログによる情報発信が自分のブランド力(?)の向上に無形の効果を与えているのかなと考えています。
――中小企業や地方の企業がブログを活用すると仕事の幅はどのように広がるのか、その可能性や使い方の提案などをお教えいただけますか?
春日:中小企業のブログ活用では、B2B(企業間取引)を意識するのが面白いと思います。社長さん同士がブログを通して知り合い、そこから取引がはじまるという例です。ブログでその社長への信頼度はある程度は分るわけですし。私自身、ココログを通して診断士・IT コーディネータ・その他の資格者・社長・組織内でもビジネスへの問題意識を持っておられる方、などとのネットワークが増えました(これが最大の成果かもしれません)。そのようなネットワークがもっと広がれば、新しい商取引から新しい製品開発までのビジネスに発展するのではないだろうかと考え、そういう支援もしてみたいと思っています。
そういう意味で、地方の中小企業こそブログによる情報発信をもっとして欲しい。その地方、その会社にしかないものをアピールできれば、確実に読者は広がるわけです。愛知県の足助町で「足助を地域情報発信ブログの先進地にしちゃいましょう!!」ということをはじめていますが、こういった動きがもっと広がって欲しいですね。これはまっていても難しいので、北海道の地域に直接アプローチをしていこうと計画中です。
ただ、あまりにも宣伝色の強いブログは面白くないですね。遊びすぎてマイナスの影響が出る例もありバランスは難しいのですが、ブログは基本的に個人のメディアなので、結局は書き手の考えや想いが魅力的かどうかが重要だと思います。
――ありがとうございました。 |