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イラスト・陶芸編1 「働くことはモノを作ること」

言戯

寿(とし)「言戯

陶芸家にして石窯ピザ職人、イラストレーターとしても活動をはじめた寿さんの絵日記。日々の想いや出来事を、鋭く、かつユーモラスな視点で切り取った内容が話題となり、雑誌や新聞で紹介されることもしばしば。

――ブログでのイラストはもちろんのこと、陶芸講師や石窯ピザ職人とさまざまなモノ作りに励んでいますが、それぞれいつ頃から、どのようなきっかけではじめられたのでしょうか?

  寿さん手製の「石窯ピザ」
石窯ピザ屋も営業中
 

寿:絵を描きはじめたのは4~5歳頃だと思います。多分、身の回りに紙と鉛筆くらいしか遊ぶものがなかったからではないかと(笑)。陶芸は、22歳の頃に突然両親が山に引っ越すことを決意したため自分もついていくことになり、そこで父のやっていた陶芸を見よう見まねではじめたことがきっかけです。それがそのまま仕事となり、陶芸教室の講師になりました。石窯ピザは陶芸のかたわら、26歳頃から本を参考にして作るようになりました。モノ作りを仕事にしたのは、両親がずっと自営業でモノを作って売っていたというのがその理由ですね。私に限らず兄弟は全員モノ作りをして暮らしていますし。幼い頃から両親に「身につけた技、食ったもの、寝たものは誰にも取られない」と教えられ続け、「働く=モノを作って売る」という概念を刷り込まれた結果ではないかと思っています。

――陶芸の写真は開始当初から載せられていましたが、「言戯」の顔ともいえるイラストが登場するようになったのはしばらく経ってからですよね。きっかけはなんだったんでしょうか。

寿:「言戯」をはじめて間もない頃、いろいろなサイトを見ていて「たろぐ」というブログにたどり着いたんですよ。ここの記事がとにかく感動するほどおもしろくて、「さりげなく読者を楽しませよう」という姿勢に大きな衝撃を受けたんです。それで私も「人を楽しませる文章」を意識するようになりました。しかし文章だけでは勝てない。そこで自分の武器であるイラストを投入することにしたわけです。

――寿さんは「たろぐ」管理人のたろーさんと、ブログ上でかなり親密に交流されているようですね。

寿:ええ。私が知ったときにはすでに「たろぐ」は人気ブログだったので、おそれ多くてしばらくは読者としてのみ楽しませていただいてました。ところがある日「たろぐ」でパチンコについての記事があったんですね。私は現在では完全に足を洗っているんですけど、高校時代から10年ほどパチンコにはまっていたことがあり、たろーさんと私のパチンコ歴やパチンコに対する考え方、やめた理由などがあまりにも似ていたことに驚き共感したので、思い切ってトラックバックをしてみたんですよ。そのことがきっかけとなり交流が始まりました。「たろぐ」は「言戯」全体の方向性に影響を与えてます。といってもたろーさんから直接「こうした方がいいよ」という意見をもらったりしたわけではなく、私が勝手に「たろぐ」を模倣してるんですけどね(笑)。たろーさんが「『言戯』は『たろぐ』のライバルブログです」と書いてくれたときはとてもうれしかったですね。

  これが「言戯」初登場イラストだ!
これが「言戯」
初登場イラストだ!
 

――なるほど。ちょっと話が前後しますが、「言戯」にイラストを投入したことで、何か変わったことはありましたか?

寿:やはりページビューが増えましたね。文章だけの頃は300程度で頭打ちだったんですが、イラストを入れるようになってからは確実に毎日増加していて、今でも少しずつではありますが増え続けています。そのせいか、コメントやトラックバックだけでなく、相互リンクの申し込みもかなり増えましたね。イラストブログというのはまだまだ少数派なので、その分目立つんだと思います。

――ちなみにイラストとテキストを組み合わせて記事を作るうえで、気をつけていることはありますか?

寿:文章量は長くなりすぎないように、2000文字を超えないようにしています。また、なるべく文章のはじめにイラストを1枚入れて読者の気をひくようにし、さらにその記事の文中で最も盛り上がるところにもイラストを入れて、インパクトを強化するようにしていますね。

――では、ブログをはじめたことでご自身のモノ作りに何らかの影響はありましたか?

ロクロを挽く寿さん  
ロクロを挽く寿さん
 

寿:陶芸の絵付けが自分でも気づかないうちにマンガチックになったのには困りました。売れないんだ、これが(笑)。イラストは、ブログを見てくださればわかると思いますが、描きはじめた当初からかなり変わってきていますね。初めは自分の好きなものだけを描いていたのですが、最近は見る人にとって楽しくて気持ちいい絵を目指して描いています。あとから見直したとき、自分でもその方が楽しいので。


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