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イラスト・陶芸編2 「ブログは修行と営業の場」

――「言戯」は「輝く!日本ブログ大賞2005」での「イラスト&おのろけ部門大賞」受賞を筆頭に、各種雑誌や共同通信でも紹介されていますが、注目されるためのコツなどはありますか?

寿:私は性格的に「待ち」の姿勢なもので、自分から宣伝などはほとんどしたことがありません。口コミでじわじわと読者が広がり、雑誌や新聞などのメディアにたずさわる方々の目に触れたんだと思います。強いて工夫点を挙げるとすれば、最近のトラックバックとコメントのリストをサイドバー上部の目立つところに配置して、「言戯」に関わっていただいたブログへ読者が飛びやすくするように気をつけている、というところですね。

――サイドバーにはご自身のオススメ記事もリストとして掲載されていますが、これらは反響の大きかったものが中心なのでしょうか?

  二兎を追うものの結末
ページビューが2万を超えた
「二兎を追うものの結末」
 

寿:コメントとトラックバックが多かった記事や、ページビューが多かった記事ですね。それから、自分で読み返していて思わず声に出して笑ってしまった記事を入れています。反響が大きかった記事は、やはり笑わせたり泣かせたりするところがうまく表現できていて、文章のリズムがカチッと決まったと思えるものが多いですね。非常に手前味噌なんですが、自分で記事を書きながら笑ってしまったり涙ぐんでしまうこともあります(笑)。でも、それも日常で自分の心が動いた瞬間を書いているわけですから、当然といえば当然ですよね。

――ブログを運営していてうれしかったことやおもしろかったことは?

寿:雑誌や新聞掲載やブログ大賞での受賞はほんとに光栄なことですし、やっぱりうれしいですよね。以前に私の実生活でちょっとした事件があったとき、たくさんの人たちがトラックバックやコメントで親身になって応援してくれたり、心配してくれたことにはとても感激しました。

――ブログをご覧になった方から、イラストのお仕事依頼もあったそうですが。

  ポスター完成!
初のイラスト仕事作品
 

寿:そうなんですよ。ある日、とあるデザイン会社の代表の方から「イラストを描いていただけませんか?」というメールが届きまして、よくよく話を聞くと「言戯」の読者さんだったと。その方が当時請け負っていた仕事のイメージが「言戯」のイラストにぴったりだったんだそうです。仕事として正式にイラスト依頼があったのは初めてのことでしたし、何より私の絵にお金を出すほどの価値を感じてくれている人がいたというのは、ものすごい自信になりましたね。無事に納品を終えたときの充実感は、きっと一生忘れられないと思います。

――読者の方が直接訪ねてきたこともあるとか。

寿:うちのブログで、近隣の県で報道関係の仕事をされている方のブログ活動の応援をしたことがありまして、その方が「お礼にお伺いします」ということで直接お会いすることとなりました。もちろんそのときが初対面だったんですけど、ブログ上でお互いの性格をある程度つかんでいたので、まるで数年来の友人のようにすぐに打ち解けることができましたね。

  寿さんの相方、サチさん
寿さんの相方、サチさん
 

――ブログは作り手のキャラが出ますからね。キャラといえばものすごくキャラ立ちしている相方のサチさん、ネタにされている、というか散々のろけられているわけですけれど、このことについてご本人はどのように思われているのでしょう。

寿:ああ……やはりその話がきましたか(笑)。相方も毎日「言戯」を読んではいるようなんですが、私には特に何も言いませんね。「コイツはほんと、しょうがねえなあ……」という感じでほっとかれてる、というより呆れられているんだと思います。ただ、「言戯」を読んでいる相方の友達からは、「あんた、すんごい愛されてるねえ」とよく言われるそうです。

――ごちそうさまです! では、モノ作りをする立場の人にとって、ブログを利用することのメリットはどのようなものだと思いますか?

寿:作品をリアルタイムに発表することができ、それに対する意見や感想をすぐにもらえるところですね。修行と営業が同時にできるといいますか。

――修行と営業?

寿:「修行」はこれまでどおりひたすら淡々と作り続ける、ということです。私は文章も絵も今よりもっと上手くなりたいので、ひたすら描き続けようと思っています。そのことで私の絵に価値を感じる人が増えてくれば、また新たな展開が生まれると思うんです。これが基本的に「待ち」の姿勢である私の精一杯の「営業」です(笑)。より楽しく、よりわかりやすく、より何かを感じてもらえるものを目標に、これからもマイペースでイラストを描いていこうと思っています。

――では最後に、ブログでイラストを発表している方、しようと思っている方へのアドバイスをお願いします。

寿:私は人様にアドバイスできるほどの立場ではありませんが、自分の経験からわかったことは、「描き続ける」「作り続ける」、そして「発表し続ける」、このことが一番のアピールになる、ということです。発表している限り、それを見てくれている人は必ずいますから。

――ありがとうございました。


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