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――有賀さんはブログで素晴らしい写真を公開するかたわら、本職のカメラマンとしても活躍されていますよね。これまでの経歴を教えてください。
有賀:私は人とは随分違った歩みをしてきたのではないかと思います。サラリーマンや農業をしていたこともありますが、15年ほど前に職業カメラマンとして自立しました。現在は自然科学写真協会にも所属しており、星の写真を様々なところで使ってもらっています。また、自然保護レンジャーとしての活動もしていて、現在で2年目となります。
――あまり聞き慣れない仕事ですが、「自然保護レンジャー」というのは、どのような活動をするのでしょうか?
有賀:自分の担当地域での自然保護活動と啓蒙活動です。例えば、植物の生態系の保護、在来種の動植物の保護、登山者への啓蒙活動などが中心です。ちなみに私は八ヶ岳周辺を担当しています。
――カメラマンのお仕事としては、主にどのような作品を撮られているのですか?
有賀:ジャンルとしては建築写真、商品写真、観光用の風景写真が多いですね。雑誌や広報誌への写真提供が中心ですが、12年ほど前に教科書の副教材として星の写真を依頼されたことがきっかけとなり、仕事として撮影することがあります。
――趣味としては、どのような写真を撮影されていますか?
有賀:ブログで公開している星空の写真の他には、ご年配の方を中心としたポートレート写真や、農作業の風景を撮っています。
――「everynight」やメインのサイト「星空365日」を拝見すると、有賀さんの自然に対しての強い思いが伝わってきます。星空を中心に自然というものに魅せられるようになった経緯や、有賀さんが感じる魅力を教えてください。
有賀:私が星や夜空を好きになった原点は、10歳のときに見た天の川です。夕暮れの畑の中に寝転がって見た銀河は忘れられない体験ですね。子供の頃、夜の森にカブトムシを取りに行き、銀河を仰ぎ見て歩くのが好きでした。自然が好きになったというよりも、自分の生活している場所が自然に近かったので、それが身体に染みついたのかもしれません。自然というものに対して私が魅力を感じるのは、それが日々一様ではない姿や現象を見せてくれるからだと思います。みなさんにもブログを通してその魅力をお伝えしたいと思っています。
――相当に伝わってきますよ! こういった素敵な星空は、いつ頃から写真に撮られるているのですか?
有賀:星の撮影を始めたのは15歳のときからです。最初は流れ星に夢中になりました。その後、星を撮影する仲間ができ、流れ星に限らずにいろんな星の写真を撮るようになりました。その頃はほとんどが点のようにしか写らない写真望遠鏡を使って、星の動きにあわせて撮る方法でしたね。23歳の頃に友人と雲海の上の星空を見たことがきっかけで、あらゆる場所でいろんな光景を残しておきたいと考えるようになりました。それから夜空をテーマとした、現在のブログに載せている作品のような撮影スタイルになりました。
――撮影場所についても、実に様々なところで行われているようですが、普段の生活もまず撮影ありき、といった感じですか?
有賀:仕事としての撮影もありますので、写真撮影の生活は365日となっています。できることなら星空の撮影を365日行いたいところですが、まだまだそこまではいきませんね。
――お仕事で訪れる先でも、仕事の合間にチャンスがあれば、星空の撮影に臨まれることもありますか?
有賀:日常的にそういう感じですね。仕事で訪れた先でも、なるべく時間を作って星空の撮影に臨むようにしています。時間などの都合でそのときにチャンスがなくても、その光景を覚えておいて、後日再訪して撮影を行うこともざらにあります。撮りたい光景はまだまだ、山ほどありますからね。 |